フェデラーとは完全版|年齢や感情的な若い頃・年収・使用ラケット

選手紹介
photo by Andrea Enrico

いまなを伝説を作り続けているテニス界のレジェンドと言えば、ロジャー・フェデラー。

今ではとても紳士的でレジェンドにふさわしい振る舞いとプレーを見せてくれますが、若かりし頃のフェデラーは気分屋で自滅タイプだったことをご存知ですか?

同世代のライバルたちが結果を出していたころは、まだ結果を出せずに遅れをとっていて、遅咲きだったことをご存知ですか?

そんな知られざるフェデラー選手の経歴を完全版で追ってみました。

ロジャー・フェデラーとは

フェデラー基本情報

本名 ロジャー・フェデラー
name Roger Federer
出身 スイス・バーゼル
生年月日 1981年8月8日
身長 185cm
利き手
生涯獲得賞金 $123,632,000(約150億円)
ラケットメーカー ウィルソン

 

フェデラーのプレーの特徴

フェデラーの特徴はボールタッチの正確さと、多彩なショットです。そしてコートの浅いところでボールをさばき相手に時間を与えない早いペースでゲームを進めるスタイルです。

昔のようなアグレッシブなプレースタイルではなく、スピンの使い分けから深いボールや浅いドロップショット、角度のあるワイドなショットなど様々な正確なショットでチェスのようにゲームを進め、決め球では鋭いショットやボレーなど決める。全てにおいて完璧なオールラウンダーです。

他の選手では見られない、フェデラー独特の戦い方で観ていてとてもエキサイティングで美しいテニスをします。

特に得意とするのがウィングルドンで8回の優勝を誇ります。

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フェデラーの主な記録・タイトル

キャリアグランドスラム達成

歴代8名

世界1位連続保持 237週

単独1位

世界1位通算在位 310週 単独1位
グランドスラム優勝数 20回 単独1位
グランドスラム勝利数 342回 単独1位
決勝進出回数 30回 単独1位
全豪オープン優勝回数 6回 歴代2位
歴代ウィンブルドン優勝回数 8回 単独1位
全米オープン優勝回数 5回 歴代2位
ATPファイナルズ優勝回数 6回 単独1位
ATP1000インディアンウェルズ優勝回数 5回 同立1位
ATP1000シンシナティ優勝回数 7回 単独1位

その他まだまだ書ききれないほどの記録を保持しています。

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【完全版】ロジャー・フェデラーの経歴

テニス選手フェデラーの始まり

3歳から家族でテニスを楽しむようになったようです。そして8歳でテニスクラブに入り本格的にテニスを始めたようですね。

15歳で18歳以下のスイスのジュニアチャンピオンになり、16歳で全米オープン・ジュニア準優勝。ウィンブルドン選手権ジュニアでシングルス、ダブルス共に優勝。そのほか数々のジュニア大会を優勝し、ジュニア世界ランキング1位に。ATPツアーにも出場し準決勝進出まで果たしました。

17歳でプロへ

17歳でプロとなり、チャレンジャーツアーとATPツアーに出場。チャレンジャーで優勝1回、ATPツアーで準々決勝進出2回と302位から始まった世界ランキングをいっきに64位まであげました。この年に当時全仏オープンやATPマスターズ1000など優勝していたカルロス・モヤに勝利しています。

感情的だった10代、ライバル達から後れを取る

しかし18歳、19歳もツアーに出場し準優勝などしていたが、当時のフェデラーは感情的でミスなどから気持ちが制御できなくなり自滅するタイプの選手でした。同年代のレイトン・ヒューイットマトラ・サフィンは早々に活躍しており、ヒューイットはすでに1998年からATPツアーを優勝し、2001年までに12勝、準優勝が4回と2001年にグランドスラム優勝を経験、世界ランキングは2001年には1位になっていました。一方サフィンも1998年からATPツアーを優勝しており2001年までに10勝、準優勝4回、2000年に当時レジェンドだったピート・サンプラスをグランドスラムの全米オープンで破り優勝を経験。彼もまた世界1位を争っていました。彼らがグランドスラムを優勝し世界1位を争っている中、フェデラーは今だにATPツアーすら優勝できず、2000年の時点ではまだ世界ランキング29位で明らかに彼らから遅れを取っていました。

それでも2001年にミランで当時グランドスラムやATPマスターズ1000を数々優勝していたカフェルニコフを破りやっとATPツアー初優勝を果たしました。

続く全仏オープンでもやっとグランドスラムの準々決勝に進みました。

伝説のウィンブルドン

そして迎えた伝説の2001年ウィンブルドン選手権

当時世界ランキング1位で数々の伝説を作っていたピート・サンプラスとの4回戦。

ピート・サンプラスは、そのうち彼の記事を書かなくてはいけないくらいのレジェンドでグランドスラム14勝、当時では史上最高記録を保持。特にウィンブルドンは7勝しており、大会4連勝中の最も得意な大会でした。

もちろんこの年のウィンブルドンもピート・サンプラスが最有力優勝候補で圧倒的にサンプラス有利のなか、第1セットからサンプラスに引けを取らずに打ち合いタイブレイク。タイブレイクも両者譲らず、なんと9−7でフェデラーが第1セットをとります。この第1セットだけでも見応えがあります。

続く第2セットも両者譲らずゲームカウント7−5でサンプラス。第3セットはフェデラーがサンプラスをブレイクし6−4でフェデラー。第4セットはまたもタイブレイクで7−2でサンプラス。

そして2セットオールで迎えた第5セット、ゲームカウント4−4のフェデラーサーブ。サンプラスに2度のブレイクポイントを握られながらもなんとかキープ。試合はその後も両者譲らず6−5でサンプラスサーブ。このままタイブレイクに突入と思われましたが、この第12ゲームフェデラーがブレイク。ゲームカウント7−5でフェデラーが3時間41分の死闘を制しサンプラスに勝利。サンプラス黄金時代がこれで終わろうとしていました。現在で例えるなら、今のフェデラーがウィンブルドンで19歳の選手に破れるようなものです。フェデラーが勝利した時に崩れ落ちで喜ぶ姿が印象的です。

しかしサンプラス戦で力を出し尽くしたフェデラー、続く準々決勝でティム・ヘンマンに破れました。スラムダンクの山王戦みたいですね。

 

伝説の2001年ウィンブルドン「サンプラスVSフェデラー」

 

この試合を機にフェデラーの名前は知られるようになり、2002年に念願のATPマスターズ1000での優勝を飾りました。この年世界ランキングは6位まで上がりました。

大会クラス / 大会名 コート 経歴

1999年 / フェデラー17歳

 グランドスラム 全仏オープン クレー 1回戦敗退
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 1回戦敗退

2000年 / フェデラー18歳

 グランドスラム 全豪オープン ハード 3回戦敗退
 ATPインターナショナル マルセロ ハード 準優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー 4回戦敗退
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 1回戦敗退
 グランドスラム 全米オープン ハード 3回戦敗退
 ATPインターナショナル スイスインドア カーペット 準優勝

2001年 / フェデラー19歳

 グランドスラム 全豪オープン ハード 3回戦敗退
 ATPインターナショナル ミランインドア カーペット 優勝
 ATPインターナショナルゴールド ロッテルダム ハード 準優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー ベスト8
 グランドスラム ウィンブルドン グラス ベスト8
 グランドスラム 全米オープン ハード 4回戦敗退
 ATPインターナショナル スイスインドア カーペット 準優勝

2002年 / フェデラー20歳

 ATPインターナショナル シドニー国際 ハード 優勝
 グランドスラム 全豪オープン ハード 1回戦敗退
 ATPインターナショナル ミランインドア カーペット 準優勝
 ATPマスターズ マイアミ ハード 準優勝
 ATPマスターズ ハンブルク クレー 優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー 1回戦敗退
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 1回戦敗退
 グランドスラム 全米オープン ハード 4回戦敗退
 ATPインターナショナルゴールド ウィーン ハード 優勝

 

21歳、伝説の始まり

2003年、この年からフェデラーの伝説が始まりました。

昨年サンプラス選手と死闘を繰り広げたウィンブルドン選手権、優勝候補のアンディー・ロディックマーク・フィリポーシスを破り優勝。初のグランドスラム優勝を飾りました。

そしてATPマスターズ1000でもローマ大会で優勝、そのほかATPツアー6大会で優勝しATPファイナルズ出場を果たします。当時のアンドレ・アガシを破りファイナルズでいきなり優勝。世界ランキングは2位まで上がります。

2004年からはもう誰も止められない強さへ。

大会クラス / 大会名 コート 経歴

2003年 / フェデラー21歳

 グランドスラム 全豪オープン ハード 4回戦敗退
 ATPインターナショナル マルセロ ハード 優勝
 ATPインターナショナルゴールド ドバイ ハード 優勝
 ATPインターナショナル バーバリアン クレー 優勝
 ATPマスターズ ローマ クレー 優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー 1回戦敗退
 ATPインターナショナル ハレ グラス 優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 優勝
 ATPインターナショナル スイス クレー 準優勝
 グランドスラム 全米オープン ハード 4回戦敗退
 ATPインターナショナルゴールド ウィーン ハード 優勝

 ATPツアーファイナル

ハード 優勝

2004年 / フェデラー22歳

 グランドスラム 全豪オープン ハード 優勝
 ATPインターナショナルゴールド ドバイ ハード 優勝
 ATPマスターズ インディアンウェルズ ハード 優勝
 ATPマスターズ ハンブルク クレー 優勝
 ATPインターナショナル ハレ グラス 優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 優勝
 ATPインターナショナル スイス クレー 優勝
 ATPマスターズ カナダ ハード 優勝
 グランドスラム 全米オープン ハード 優勝
 ATPインターナショナル タイ ハード 優勝
 ATPファイナル ハード 優勝

2005年 / フェデラー23歳

 ATPインターナショナル カタール ハード 優勝
 グランドスラム 全豪オープン ハード ベスト4
 ATPインターナショナルゴールド ロッテルダム ハード 優勝
 ATPインターナショナルゴールド ドバイ ハード 優勝
 ATPマスターズ インディアンウェルズ ハード 優勝
 ATPマスターズ マイアミ ハード 優勝
 ATPマスターズ ハンブルク ハード 優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー ベスト4
 ATPインターナショナル ハレ グラス 優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 優勝
 ATPマスターズ シンシナティ ハード 優勝
 グランドスラム 全米オープン ハード 優勝
 ATPインターナショナル タイ ハード 優勝
 ATPファイナル ハード 準優勝

2006年 / フェデラー24歳

 ATPインターナショナル カタール ハード 優勝
 グランドスラム 全豪オープン ハード 優勝
 ATPインターナショナルゴールド ドバイ ハード 準優勝
 ATPマスターズ インディアンウェルズ ハード 優勝
 ATPマスターズ マイアミ ハード 優勝
 ATPマスターズ モンテカルロ クレー 準優勝
 ATPマスターズ ローマ クレー 準優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー 準優勝
 ATPインターナショナル ハレ グラス 優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 優勝
 ATPマスターズ カナダ ハード 優勝
 グランドスラム 全米オープン ハード 優勝
 ATPインターナショナルゴールド ジャパン ハード 優勝
 ATPマスターズ マドリッド クレー 優勝
 ATPインターナショナル スイスインドア カーペット 準優勝
 ATPファイナル ハード 優勝

2007年 / フェデラー25歳

 グランドスラム 全豪オープン ハード 優勝
 ATPインターナショナルゴールド ドバイ ハード 優勝
 ATPマスターズ モンテカルロ クレー 準優勝
 ATPマスターズ ハンブルク ハード 優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー 準優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 優勝
 ATPマスターズ カナダ ハード 準優勝
 ATPマスターズ シンシナティ ハード 優勝
 グランドスラム 全米オープン ハード 優勝
 ATPマスターズ マドリッド クレー 準優勝
 ATPインターナショナル スイスインドア カーペット 優勝
 ATPツアーファイナル ハード 優勝

2004年に全豪オープンで優勝し、ついに世界ランキング1位になったフェデラー。

この年も全仏オープンを除くグランドスラム3大会で優勝。グランドスラム優勝を含め11大会で優勝し、なんと勝率92.5%と驚異の数字を残しています。

2004年にグランドスラム3大会優勝及びATPツアー11大会で優勝、勝率95.3%。2005年グランドスラム2大会優勝及びATPツアー12大会で優勝、勝率94.8%。2006年グランドスラム3大会優勝、2007年グランドスラム3大会優勝及びATPツアー8大会で優勝、勝率88.3%。

グランドスラム2007年全豪オープンでは全てストレート勝ちの優勝。

2004年から2007年でウィンブルドン5連覇、全米オープン4連覇。グランドスラム16大会中11大会を優勝、2大会準優勝、2大会ベスト4と驚異の強さを見せています。

そしてシュテフィ・グラフが持つ世界ランキング1位連続最長記録「187週」を塗り替え、この年に「200週」を達成しています。

また当時クレーコート最強で、連勝記録81まで伸ばしていたラファエル・ナダルの記録を止めたのもフェデラーでした。

最強のライバルたちの出現とタイトル樹立

2008年は勝率を81.5%に留まりました。ラファエル・ナダルやノバク・ジョコビッチ、アンディ・マリーといったいわゆる「ビッグ4」たちに阻まれ始めたのです。

大会クラス / 大会名 コート 経歴

2008年 / フェデラー26歳

 グランドスラム 全豪オープン ハード ベスト4
 ATPインターナショナル ポルトガル クレー 優勝
 ATPマスターズ モンテカルロ クレー 準優勝
 ATPマスターズ ハンブルグ クレー 準優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー 準優勝
 ATPインターナショナル ハレ グラス 優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 準優勝
 グランドスラム 全米オープン ハード 優勝
 ATPインターナショナル スイスインドア カーペット 優勝

北京オリンピック ダブルス

ハード 金メダル

2009年 / フェデラー27歳

 グランドスラム 全豪オープン ハード 準優勝
 ATP1000 マドリード クレー 優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー 優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 優勝
 ATP1000 シンシナティ ハード 優勝
 グランドスラム 全米オープン ハード 準優勝
 ATP500 スイスインドア カーペット 準優勝

2010年 / フェデラー28歳

 グランドスラム 全豪オープン ハード 優勝
 ATP1000 マドリード クレー 準優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー ベスト8
 ATP250 ハレ グラス 優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス ベスト8
 ATP1000 カナダ ハード 準優勝
 ATP1000 シンシナティ ハード 優勝
 グランドスラム 全米オープン ハード ベスト4
 ATP1000 上海 ハード 準優勝
 ATP250 ストックホルム ハード 優勝
 ATP500 スイスインドア カーペット 優勝
 ATPファイナル ハード 優勝

2011年 / フェデラー29歳

 ATP250 カタール ハード 優勝
 グランドスラム 全豪オープン ハード ベスト4
 ATPインターナショナルゴールド ドバイ ハード 準優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー 準優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス ベスト8
 グランドスラム 全米オープン ハード ベスト4
 ATP500 スイスインドア カーペット 優勝
 ATP1000 パリ カーペット 優勝
 ATPファイナル ハード 優勝

2012年 / フェデラー30歳

 グランドスラム 全豪オープン ハード ベスト4
 ATP500 ロッテルダム ハード 優勝
 ATP500 ドバイ ハード 優勝
 ATP1000 インディアンウェルズ ハード 優勝
 ATP1000 マドリッド クレー 優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー ベスト4
 ATP250 ハレ グラス 準優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 優勝
ロンドンオリンピック シングルス グラス 銀メダル
 ATP1000 シンシナティ ハード 優勝
 グランドスラム 全米オープン ハード ベスト8
 ATP500 スイスインドア カーペット 準優勝
 ATPファイナル ハード 準優勝

2007年グランドスラムに異常な強さを見せていたフェデラーでしたが、2008年から2012年で20大会中、優勝が5回、準優勝5回、ベスト6回と明らかにライバルの存在が行く手を阻んで来ています。

2008年全豪オープンはジョコビッチに、全仏オープンとウィンブルドンをナダルに。2009年は全豪オープンはナダルに、全米オープンはデルポトロに。2010年は全米オープンをジョコビッチに、2011年全豪オープンもジョコビッチに全仏オープンはナダルに全米オープンはジョコビッチに。2012年全豪オープンをナダルに、全仏オープンはジョコビッチに破れ、そのほとんどがナダルジョコビッチに破れています。

この頃はナダルジョコビッチ黄金時代と言え、そのほかのATPツアーも彼らが数々のタイトルを獲得していきました。2008年についにナダルに世界ランキング1位の座を奪われ、世界ランキング1位連続最長記録を「237週」で止められました。

アンディ・マリーを加えた「ビッグ4」が今後10年以上も続き、アンディ・マリーが引退した今も「ビッグ3」が男子テニスのトップにい続けています。

しかしこの期間にフェデラーの記録が数々生まれています。2008年に全米オープン5連覇、2009年の全仏オープン優勝でキャリアゴールデンスラムを達成最多グランドスラム優勝数歴代1位を記録。2011年にATPファイナル優勝で6度目の優勝、優勝回数歴代1位。2012年ウィンブルドン優勝で最多の7度優勝。そして再び世界ランキング1位になり、これまでサンプラスが保持していた世界ランキング1位通算在位「286週」を抜き単独1位となりました。

2012年のロンドンオリンピックではゴールデンスラムの期待がありましたが決勝で地元のアンディ・マリーに破れ、史上3人目のゴールデンスラムを逃しました。

30代は怪我に苦しみ、グランドスラム優勝も遠のく

大会クラス / 大会名 コート 経歴

2013年 / フェデラー31歳

 グランドスラム 全豪オープン ハード ベスト4
 ATP1000 ローマ クレー 準優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー ベスト8
 ATP250 ハレ グラス 優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 2回戦敗退
 グランドスラム 全米オープン ハード 4回戦敗退
 ATP500 スイスインドア カーペット 準優勝

2014年 / フェデラー32歳

デビスカップ   優勝
 ATP250 ブリスベン国際 ハード 準優勝
 ATP500 ドバイ ハード 優勝
 グランドスラム 全豪オープン ハード ベスト4
 ATP1000 インディアンウェルズ ハード 準優勝
 ATP1000 モンテカルロ クレー 準優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー 4回戦敗退
 ATP250 ハレ グラス 優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 準優勝
 ATP1000 カナダ ハード 準優勝
 ATP1000 シンシナティ ハード 優勝
 グランドスラム 全米オープン ハード ベスト4
 ATP1000 上海 ハード 優勝
 ATP500 スイスインドア カーペット 優勝
 ATPファイナル ハード 準優勝

2015年 / フェデラー33歳

 ATP250 ブリスベン国際 ハード 優勝
 ATP500 ドバイ ハード 優勝
 グランドスラム 全豪オープン ハード 3回戦敗退
 ATP1000 インディアンウェルズ ハード 準優勝
 ATP250 イスタンブール クレー 優勝
 ATP1000 ローマ クレー 準優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー ベスト8
 ATP500 ハレ グラス 優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 準優勝
 ATP1000 シンシナティ ハード 優勝
 グランドスラム 全米オープン ハード 準優勝
 ATP500 スイスインドア カーペット 優勝
 ATPファイナル ハード 準優勝

2016年 / フェデラー34歳

 ATP250 ブリスベン国際 ハード 準優勝
 グランドスラム 全豪オープン ハード ベスト4
 グランドスラム ウィンブルドン ハード ベスト4

2017年 / フェデラー35歳

 グランドスラム 全豪オープン ハード 優勝
 ATP1000 インディアンウェルズ ハード 優勝
 ATP1000 マイアミ ハード 優勝
 ATP500 ハレ グラス 優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 優勝
 ATP1000 カナダ ハード 準優勝
 ATP1000 上海 ハード 優勝
 ATP500 スイスインドア カーペット 優勝

2012年から背中の不調があり、2013年はATPマスターズ1000とグランドスラムの合わせて優勝はなく、かろうじてATPマスターズ1000のローマ大会で準優勝をしています。

2014年にはウィンブルドン準優勝、ATPマスターズ1000で2回優勝、準優勝3回とATPファイナルズ準優勝。デビスカップ優勝と復活を見せています。しかし2015年も準優勝が続き2016年には膝や腰などの故障が相次ぎ出場辞退も多く、世界ランキングを16位まで落としました。

2017年にやっと2015年以来のATPマスターズ1000優勝で復活を遂げました。その後のグランドスラム全豪オープンでは2012年のウィンブルドン以来の5年ぶりの優勝。続くこの年のウィンブルドンも優勝しウィンブルドン優勝最多の8度目の優勝を飾りました。

 

大会クラス / 大会名 コート 経歴

2018年 / フェデラー36歳

 グランドスラム 全豪オープン ハード 優勝
 ATP500 ロッテルダム ハード 優勝
 ATP1000 インディアンウェルズ クレー 準優勝
 ATP250 シュトゥットガルト グラス 優勝
 ATP500 ハレ グラス 優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス ベスト8
 ATP1000 シンシナティ ハード 準優勝
 グランドスラム 全米オープン ハード 4回戦敗退
 ATP500 スイスインドア カーペット 優勝

2019年 / フェデラー37歳

 グランドスラム 全豪オープン ハード 4回戦敗退
 ATP500 ドバイ ハード 優勝
 ATP1000 インディアンウェルズ ハード 準優勝
 ATP1000 マイアミ ハード 優勝
 グランドスラム 全仏オープン クレー ベスト4
 ATP500 ハレ グラス 優勝
 グランドスラム ウィンブルドン グラス 準優勝
 グランドスラム 全米オープン ハード ベスト8
 ATP500 スイスインドア カーペット 優勝

2018年の全豪オープンを優勝し、2大会連続で全豪オープン最多優勝の6勝を記録グランドスラム優勝歴代最多の20勝を確立。そして5年3ヶ月ぶりに世界ランキング1位になりました。

そしてこの年、長きにわたりスポンサー契約していたナイキからユニクロへスポンサー契約を変更しました。

2019年は体の調子がよく、早くもATPマスターズ1000のインディアンウェルズで準優勝、マイアミで優勝。これまで出場を控えていたクレーコートの大会ローマ大会にも出ました。2016年からウィンブルドンに体調を合わせるために出場を控えていた全仏オープンにも出場しベスト4。2年ぶりの優勝をかけたウィンブルドンでは決勝で4時間57分の激闘の末、ジョコビッチ選手に敗れ惜しくも準優勝を果たしました。

現在37歳のフェデラーですが、現在も現役トップクラスのプレーをしています。ですが年齢も重ね引退の時期が近いのかもしれません。あと何試合フェデラーが見れることか。

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ATPツアー優勝回数一覧

大会クラス 優勝回数 準優勝回数
 グランドスラム 20 11
 ATPファイナル
 ATPマスターズ1000 28 22
 ATP500 24
 ATP250 25

 

フェデラー最大のライバルたち

若かりし時は、同世代のレイトン・ヒューイットマトラ・サフィンと切磋琢磨し彼らに遅れを取っていた時期もありました。

その後世界トップであったピート・サンプラスアンドレ・アガシたちに追いつき、彼らの時代を終わらせ、フェデラーの黄金時代を迎えます。

しかしフェデラー最大のライバルと言えるラファエル・ナダルが現れ、長い間世界1位を争う時代がきます。芝ではフェデラー、クレーではナダルといった対決でどちらも譲らない攻防を繰り広げ、お互いのプレースタイルが全く違い二人の戦いはいつもエキサイティングな魅力的な試合でした。

そこへさらにノバク・ジョコビッチアンディ・マリーが現れ、フェデラー1強の時代は終わり「ビッグ4」による戦国時代になります。

フェデラーは年齢を重ね、さらに怪我に悩まされ出した時期にナダル、ジョコビッチに1位の座を譲るようになってきましたが、現在でもアンディ・マリーが引退した今はこの3人がトップ3に居座り、10年近くも1位争いをしています。

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テニス界で最も稼いでいる選手

ロジャー・フェデラーはテニス界で最も稼いでいる選手です。

2018年の年俸で約7720万ドル、推定約92億6000万円。世界のアスリートの年俸ランキングでもバスケットボールのステファン・カリーを抜き、サッカーのネイマール、バスケットボールのレブロン・ジェームズにつぐ7位。

ちなみに1位はボクシングのメイウェザーが2億8500万ドルで推定約313億円のようです。

 

フェデラーの使用アイテム

ラケット

ウィルソンの「プロスタッフRF97 オートグラフ」です。フェデラー選手が作り上げた、フェデラー選手のこだわりが詰まった、究極のプロスタッフです。

 

 

ラケットバッグ

ラケットバックもウィルソンです。

 

 

シューズ

現在スポンサーがユニクロに代わり、ナイキとの契約はありませんがシューズはナイキの「コート エア ズーム ヴァイパー」を使用しています。

 

 

ウェア アパレル

2018年にウェアのスポンサーがナイキからユニクロへ変わりました。ナイキが使用していた「RF」のロゴはナイキ商品の現物がなくなり次第、ナイキからフェデラーへ譲ることになっているようです。

ユニクロでのフェデラー選手や錦織選手のアパレルは店頭で販売されています。

ユニクロ|テニス特集|公式オンラインストア(通販サイト)
【ユニクロオンラインストア|MEN(メンズ)】テニスの特集ページ。ユニクロの「グローバル ブランド アンバサダー」であるロジャー・フェデラー選手、錦織圭選手、国枝慎吾選手、ゴードン・リード選手の着用した商品をご紹介します。|メンズファッションならユニクロ公式通販サイト

 

 

時計

ロレックスとスポンサー契約をしています。

 

ロレックス公式HP ロジャー・フェデラー「 ひとつひとつのロレックスにはストーリーがある」

 

 

フェデラー選手を観るなら

男子テニスツアーは民間放送とWOWOW、GAORA、ATP TENNIS TVで放送配信しています。

 

・民間放送 – NHK BS、BS朝日で放送されています。放送は限られており錦織選手の試合や準決勝、決勝のみといったことがよくあります。

 

オススメ
・WOWOW
– グランドスラム4大会すべてを放送しているのはWOWOWだけです。そのほかATPツアーも数多くオンデマンドにて配信しています。

WOWOW_無料申し込み
WOWOWでテニスを楽しむため知っておくポイント|料金や解約方法
4大大会グランドスラムや男子テニスATPツアーを観戦するのに欠かせないのがWOWOWとなっていますね。そこで実際にWOWOWに加入するとどうなるのか。どのくらい費用がかかってどのように加入、解約するのかご紹介します。WOWOWはこちら...

 

・GAORA – グランドスラムの放送はありません。そのほかのATPツアーを数多く放送しています。

GAORAはスカパー!から

ATP TENNIS TV – ATPが運営している配信サービス。グランドスラム以外のATPツアーをほぼ配信しています。英語サイトになっています。

ATP TENNIS TVはこちら

下の年間スケジュールにそれそれの大会の放送・配信予定を記載しています。

モウ太郎
モウ太郎

男子テニスATPツアーを観るなら断然「WOWOW」がオススメだモウ。グランドスラムも見れるだモウ。

YouTube

ロンドンにATPファイナルズ観戦に行った旅をYouTubeで配信してみました。もしよろしければ、こちらもご覧ください。

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まとめ

いまなお、現役でプレーを続けるロジャー・フェデラー。

数々の記録やタイトルを取り続け、いまだにその記録を更新し続けています。

その数字を観ただけでも彼の偉大さがわかりますが、彼のプレーもまた経験を積んだマスタークラスの洗練されたテニス。

これまでのテニスの歴史を次々と塗り替えている彼をリアルタイムで観戦できている私たちは奇跡です。幸せすぎます。

彼ももう37歳、最近は出場する大会も選びながらプレーしていますので現役がもう少しで終わってしまうのかもしれませんね。

彼が引退するまで少しでも彼の試合を楽しみたいものです。

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